小川紳介『三里塚 五月の空 里のかよい路』
小川紳介『三里塚 五月の空 里のかよい路』(1977年)を観る。 小川紳介『三里塚 辺田部落』(1973年)から数年後、小川プロの三里塚シリーズ最終作。また、『日本解放戦線・三里塚』(1970年)に続くシリーズ2本目のカラー作品でもある。前作のあと、小川プロは山形の牧野に移り住み、そこを「生活地」として、コメ作りを行っていた。...
View Article向島ゆり子@裏窓
新宿ゴールデン街の裏窓にて、向島ゆり子ソロ(2016/11/20)。入院中で無理かなと思ったが、休診の日曜ゆえ、行くことができた。 向島ゆり子 (p, vln) マスターと向島さんを除き、11人で一杯の店内。2人はカウンターの中に入り、3人はずっと立っている。入ると珍しくビートルズが流れていて、向島さんがそれに合わせてピアノを弾いていたりしていた。...
View Article福田克彦『映画作りとむらへの道』
福田克彦『映画作りとむらへの道』(1973年)を観る。小川プロのスタッフであった福田氏が、小川紳介『三里塚 辺田部落』(1973年)の制作現場を撮った1時間弱の記録映画である。...
View Articleネイト・ウーリー『Argonautica』
ネイト・ウーリー『Argonautica』(Firehouse 12 Records、2014年)を聴く。 Nate Wooley (tp)Ron Miles (cor)Cory Smythe (p)Jozef Dumoulin (Fender Rhodes and Electronics)Devin Gray (ds)Rudy Royston (ds)...
View Articleアレクサンドル・ソクーロフ『オリエンタル・エレジー』、『穏やかな生活』、『ドルチェ 優しく』
アレクサンドル・ソクーロフが日本を視て記録した作品、『オリエンタル・エレジー』(1996年)、『穏やかな生活』(1997年)、『ドルチェ 優しく』(2000年)の3本を観る。...
View Articleジョナス・メカス(10) 『ウォールデン』
ジョナス・メカス『ウォールデン(Walden: Diaries, Notes and Sketches)』(1969年)を観る。...
View Article高田ひろ子+津村和彦『Blue in Green』
高田ひろ子+津村和彦『Blue in Green』(ダイキムジカD-neo、2006年)を聴く。 Hiroko Takada 高田ひろ子 (p)Kazuhiko Tsumura 津村和彦 (g)...
View Article『森山威男ミーツ市川修』
『森山威男ミーツ市川修』(blue note、2000年)を聴く。 Takeo Moriyama 森山威男 (ds)Osamu Ichikawa 市川修 (p)Keizo Nobori 登敬三 (ts)Hiroshi Funato 船戸博史 (b) テナーが登敬三さん。でかい地音と野性的なエッジが実に魅力的だ。板橋文夫の名曲「Good...
View Articleペーター・コヴァルト+ローレンス・プティ・ジューヴェ『Off The Road』
ペーター・コヴァルト+ローレンス・プティ・ジューヴェ『Off The Road』(RogueART、2000年)は、2枚のDVDと1枚のCDから成る。 DVDは、ローレンス・プティ・ジューヴェが監督を務めたドキュメンタリーであり、それぞれ、『Off The Road』、『Chicago...
View Articleビューティフル・トラッシュ『Beautiful Disco』 アルゼンチンのビョーク・カヴァー
昨日入院中の病院から抜け出して神楽坂を散策していて、ついでに、行きたかった大洋レコードも覗いてみた。ブラジルとアルゼンチンの音楽に注力しているレコ屋さんで、中はさほど広くはない。ただ、紹介したいという熱意のようなものが溢れていて、じろじろ眺めていると愉しい。オリジナルのトートバッグやシャツなんかも販売していて欲しくなる。...
View Article日野元彦『Flash』
日野元彦『Flash』(TRIO Records、1977年)を聴く。 Motohiko Hino 日野元彦 (ds)Masahiko Satoh 佐藤允彦 (p)Nobuyoshi Ino 井野信義 (b)...
View Articleマーカス・ストリックランド『Nihil Novi』
マーカス・ストリックランド『Nihil Novi』(Blue Note、2016年)を聴く。 01. TIC TOCMarcus Strickland (as, ts)Keyon Harrold (tp)Mitch Henry (Rhodes, key)BIGYUKI (key)Kyle Miles (b)Charles Haynes (ds) 02. THE CHANTMarcus...
View Articleジャン=ピエール・メルヴィル『仁義』
ジャン=ピエール・メルヴィル『仁義』(1970年)を観る。 護送中に脱走した男、5年の収監を経て仮出所した男、もと警官の狙撃の名手、老刑事。奇妙な友情と裏切り。「善に生まれ悪に染まる」という人間の業。アンリ・ドカエの暗鬱な撮影。切り詰められた台詞と演出。トレンチコート、ダークスーツ、細いネクタイ、革のボストンバッグなんかもキマッている。...
View Articleシャーリー・クラーク『ザ・コネクション』
シャーリー・クラーク『ザ・コネクション』(1961年)を観る。 同じクラークの『Ornette: Made in America』と同じときにDVDとしてリリースされた。『Ornette』ほど珍しいものではなかった(以前はアメリカVHS版で持っていた)が、英語字幕や特典映像なども収録され、しっかり観たかったので嬉しいことだった。...
View Article『山田孝之の東京都北区赤羽』
『山田孝之の東京都北区赤羽』(2015年)、全12話をアマゾンプライムで観る。ふだんテレビをほとんど視ないため、ついこの間までこのドラマの存在も知らなかったのだが、すっかりハマってしまった。...
View Articleウィリアム・パーカー『Essence of Ellington / Live in Milano』
ウィリアム・パーカー『Essence of Ellington / Live in Milano』(AUM Fidelity、2012年)を聴く。 William Parker (b)Hamid Drake (ds)Dave Burrell (p)Kidd Jordan (ts)Dave Sewelson (bs)Sabir Mateen (cl, ts)Rob Brown (as)Darius...
View Article片渕須直『この世界の片隅に』
片渕須直『この世界の片隅に』(2016年)を観る。新宿では毎回満員と聞いていたので、外出許可の時間に合う池袋までダメモトで足を運んでみたら、意外にも席には余裕があった。 主人公すずは、広島で海苔養殖・製造を営む家庭から、呉の海軍工廠で働く者のもとに嫁ぎ、「銃後」の辛酸を舐める。生来の朗らかなノンビリ屋のすずの顔からも、希望は次第に消えてゆく。そしてすずは負傷し、終戦を迎える。...
View Article三宮一貫楼の豚まん、551蓬莱の豚まん、神楽坂五十番の肉まん
全日空の機内誌『翼の王国』に、長友啓典氏による「おいしい手土産」という連載があって、毎回なんとなく読んでしまう。その中に、確か、西の「551蓬莱」に対して東の「神楽坂五十番」だ、などと書いてあって、そのうちにと思っていた。ちょうど入院中の病院から神楽坂は近く、思いがけず好機到来。ひとつ買って、急ぎ足で病院に戻って食べた。...
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