ミシェル・ドネダ+エルヴィン・ジョーンズ
ミシェル・ドネダとエルヴィン・ジョーンズとはいちど共演していて、それが、『Vol Pour Sidney (Aller)』(Nato、1991-92年)というアルバムに1曲収録されている。 Elvin Jones (ds)Michel Doneda (ss)...
View Articleジュリアン・バーンズ『人生の段階』
ジュリアン・バーンズ『人生の段階』(新潮クレスト・ブックス、原著2013年)を読む。 19世紀、気球に乗って旅をしようとする人たち。写真家のナダールも女優のサラ・ベルナールもいる。かれらはやはりどこかブチ切れていて、文字通り、地に足が着いていない。人間が跳躍できる以上の動きを体験してしまい、感覚もふわふわする。恋愛もふわふわしている。...
View Articleザック・クラーク『Random Acts of Order』
ザック・クラーク『Random Acts of Order』(clean feed、-2016年)を聴く。 Zack Clarke (p, electronics)Henry Fraser (b)Dre Hocevar (ds)...
View Articleマット・マネリ+エヴァン・パーカー+ルシアン・バン『Sounding Tears』
マット・マネリ+エヴァン・パーカー+ルシアン・バン『Sounding Tears』(clean feed、2014年)を聴く。 Mat Maneli (viola)Evan Parker (sax)Lucian Ban (p) 不思議なトリオを組んだものである。特にルーマニア出身のルシアン・バンは、『Songs From...
View Articleメリディアン・トリオ『Triangulum』
メリディアン・トリオ『Triangulum』(clean feed、2016年)を聴く。 Meridian Trio:Nick Mazzarella (as)Matt Ulery (b)Jeremy Cunningham (ds)...
View Article小林裕児個展『ドローイングとスケッチブック』@檜画廊
仕事で疲れて夕食を取ろうと思い、ついふらふらと神保町のすずらん通りまで歩いていった。キッチン南海が目的地である。檜画廊の前を通りがかると、なんと、小林裕児さんの個展。幸運だ。 小林さんの絵は、齋藤徹さんのCDのジャケットなどで知っている。ただ、テツさんの演奏とともに繰り広げるライヴ・ペインティングには、残念ながら行く機会がなかった。印刷ではなく本物の作品を観るのもはじめてである。...
View Article飽きもせずに蒲田ののんき屋と金春本館と直立猿人
いろいろと重要な話もあり、編集者のMさん、OAM(沖縄オルタナティブメディア)のNさんと蒲田で合流。今回は(わたしだけが)未踏の京急蒲田を攻めることにした。 なんでもずいぶん開発が進んで、道が小奇麗になったり、古くからの居酒屋が消えたりといった変化があったとのこと。ここにもかつてハモニカ横丁があって、いまは数件の居酒屋を残すのみ。...
View Article齋藤徹+喜多直毅@巣鴨レソノサウンド
巣鴨のレソノサウンドに足を運び、齋藤徹・喜多直毅デュオ(2017/6/18)。 Tetsu Saitoh 齋藤徹 (b)Naoki Kita 喜多直毅 (vln) 会場のレソノサウンドは、かつては病院だったそうだ。確かにガラスケースも水道もそのような雰囲気を残している。...
View Articleアンブローズ・アキンムシーレ『A Rift in Decorum: Live at the Village Vanguard』
アンブローズ・アキンムシーレ『A Rift in Decorum: Live at the Village Vanguard』(Blue Note、2017年)を聴く。 Ambrose Akinmusire (tp)Sam Harris (p)Harish Raghavan (b)Justin Brown (ds)...
View Articleスティーヴ・コールマン『Morphogenesis』
スティーヴ・コールマン『Morphogenesis』(pi recordings、2016年)を聴く。 Steve Coleman’s Natal Eclipse: Steve Coleman (as) Jonathan Finlayson (tp) Maria Grand (ts) Rane Moore (cl) Kristin Lee (vln) Jen Shyu (vc) Matt...
View Articleエルヴィン・ジョーンズ『At Onkel Pö's Carnegie Hall Hamburg 1981』
エルヴィン・ジョーンズ『At Onkel Pö's Carnegie Hall Hamburg 1981』(Jazzline、1981年)を聴く。 Carter Jefferson (sax)Dwayne Armstrong (sax)Fumio Karashima 辛島文雄 (p)Marvin Horne (g)Andy McCloud (b)Elvin Jones (ds)...
View Articleクリス・ポッター『The Dreamer is the Dream』
クリス・ポッター『The Dreamer is the Dream』(ECM、2016年)を聴く。 Chris Potter (ts, ss, bcl, cl, fl, ilimba, samples)David Virelles (p, celeste)Joe Martin (b)Marcus Gilmore (ds, perc)...
View Article松風M.A.S.H.@なってるハウス
入谷のなってるハウスに足を運ぶ(2017/6/23)。なんとM.A.S.H.に松風鉱一さんが客演、いつの間にか語感のいい「松風M.A.S.H.」。 Shiro Onuma 大沼志朗 (ds)Junji Mori 森順治 (as, bcl, fl)Hiraku Amemiya 雨宮拓 (p)Guest:Koichi Matsukaze 松風鉱一 (as, ts)...
View Articleロル・コクスヒル+ジョン・エドワーズ+スティーヴ・ノブル『The Early Years』
ロル・コクスヒル+ジョン・エドワーズ+スティーヴ・ノブル『The Early Years』(Ping Pong Productions、2004年)を聴く。 Lol Coxhill (ss)John Edwards (b)Steve Noble (ds) 超人というか変態というか、そういう人たちが繰り広げる演奏は面白い。...
View Article明田川荘之+齋藤徹『LIFE TIME』
明田川荘之+齋藤徹『LIFE TIME』(Aketa's Disk、2005年)を聴く。 Shoji Aketagawa 明田川荘之 (p, ocarina)Tetsu Saitoh 齋藤徹 (b) アケタの店におけるライヴ録音、2枚組。...
View Article池田謙+秋山徹次@東北沢OTOOTO
東北沢のOTOOTOに足を運び、池田謙+秋山徹次デュオ(2017/6/24)。 Ken Ikeda 池田謙 (electronics)Tetuzi Akiyama 秋山徹次 (g)...
View ArticlePsychedelic Speed Freaks/生悦住英夫氏追悼ライヴ@スーパーデラックス
モダーンミュージック/PSFレコードの生悦住英夫氏が亡くなって、縁のあったミュージシャンによって、追悼ライヴが六本木のスーパーデラックスで行われた(2017/6/25)。 当日の出演バンドは以下の順。 à qui avec Gabriel .es 平野剛長谷川静男 ヒグチケイコ+ルイス稲毛 マヘルシャラルハシュバズ 川島誠 冷泉 三浦真樹+横山玲 馬頭將器+ 荻野和夫 (The Silence,...
View Articleマーク・ホイットフィールド@Cotton Club
丸の内のコットンクラブで、マーク・ホイットフィールドを観る(2017/6/26)。 Mark Whitfield (g) Davis Whitfield (p,key) Yasushi Nakamura 中村恭士 (b) Mark Whitfield Jr. (ds) 息子ふたりを入れたファミリー・バンドである。マーク・ホイットフィールドのギターは艶やかで丸く、速弾きもすごい。...
View Article嵐山光三郎『漂流怪人・きだみのる』
嵐山光三郎『漂流怪人・きだみのる』(小学館、2016年)を読む。 きだみのるの著作といえば、わたしは、『気違い部落周游紀行』(冨山房百科文庫、原著1948年)を読んだのみである。それは東京の恩方村(いまの八王子市の一部)に棲み付いたきだが、田舎者たちの言動をあらわに書き、それによって、愚かな人間というものがどのように社会を形成しているのかを描きだした作品である。...
View Article山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(Studio Wee、2009-10年)を聴く。 山口コーイチ (p)不破大輔 (b)つのだ健 (ds) この硬派な雰囲気とは180度異なる甘々のタイトルはどういうことかと言いたくなるのだが、それはともかく、とても聴き応えがある。...
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