オルケスタ・リブレ@神保町試聴室
神保町試聴室にて、オルケスタ・リブレを観る(2017/3/11)。デンマークから来日中のキャスパー・トランバーグとラース・グレーヴェとがゲスト。 芳垣安洋 (ds)青木タイセイ (tb)渡辺隆雄 (tp)塩谷博之 (cl, ss)藤原大輔 (ts)鈴木正人 (b)椎谷求 (g)高良久美子 (vib)岡部洋一 (perc)Kasper Tranberg (tp)Lars Greve (sax)...
View Articleウンベルト・エーコ『ヌメロ・ゼロ』
ウンベルト・エーコ『ヌメロ・ゼロ』(河出書房新社、原著2015年)を読む。 冒頭の「誰が水道の元栓を閉めたのか」というくだりから既に爆笑、思い切り引き込まれる。登場するのは、決して発刊されることのない日刊紙の準備のために集められた面々。かれらは人生で辛酸を舐めたインテリたちであり(だからこそ知的なのだというプロットは、白川静『孔子伝』を想起させられる)、一癖も二癖もある。...
View Articleブッチ・モリス『Current Trends in Racism in Modern America』
ブッチ・モリス『Current Trends in Racism in Modern America』(Sound Aspects Records、1985年)を聴く。 Frank Lowe (ts)John Zorn (as, game calls)Tom Cora (cello)Brandon Ross (g)Zeena Parkins (harp)Thurman Barker...
View Articleピーター・ヤンソン+ヨナス・カルハマー+ポール・ニルセン・ラヴ『Live at Glenn Miller Cafe vol.1』
ピーター・ヤンソン+ヨナス・カルハマー+ポール・ニルセン・ラヴ『Live at Glenn Miller Cafe vol.1』(ayler records、2001年)を聴く。 Peter Janson (b)Jonas Kullhammar (ts, bs)Paal Nilssen-Love (ds)...
View Articleシカゴ・トリオ『Velvet Songs to Baba Fred Anderson』
シカゴ・トリオ『Velvet Songs to Baba Fred Anderson』(RogueArt、2008年)を聴く。 Ernest Dawkins (ss, as, ts, perc)Harrison Bankhead (b, cello)Hamid Drake (ds, frame drum)...
View Articleハービー・ハンコック『VSOP II TOKYO 1983』
ハービー・ハンコック『VSOP II TOKYO 1983』(Hi Hat、1983年)を聴く。 Herbie Hancock (p)Wynton Marsalis (tp)Branford Marsalis (ts, ss)Ron Carter (b)Tony Williams (ds)...
View Articleほったらかし温泉
そんなわけで(どんなわけだ)、友人のクルマに便乗して、山梨県の「ほったらかし温泉」に行ってきた。 甲府盆地を眺めながらの露天風呂。おっさんたちの誠にしょうもない話を聞くともなく聞きながら、しばらく脱力。雑念を取り払って思索にふけった。というのは嘘で、何も考えていない。長風呂が苦手なこともあり、のぼせそうになってしまった。しかし、身体の芯から暖まったような気がしたのだった。...
View Article『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』
下北沢のラ・カメラにおいて、『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』という魅惑の企画(2017/3/20)。 85分ほどの映像は、1987年から92年までの間に池袋の文芸座ル・ピリエにおいて繰り広げられた、浅川マキのライヴステージの記録である。...
View Article.es『曖昧の海』
.es『曖昧の海』(Nomart Editions、2015年)を聴く。 Takayuki Hashimoto 橋本孝之 (as, alto bamboo sax, harmonica)sara (p)...
View Article渡辺香津美+谷川公子(Castle in the Air)@本八幡cooljojo
本八幡のcooljojoに大スター・渡辺香津美が来るという。しかも響きのいいハコ。これは行かねばならぬと駆けつけた(2017/3/24)。 Kazumi Watanabe 渡辺香津美 (g)Koko Tanikawa 谷川公子 (p) パートナーとの谷川公子とのデュオ「Castle in the...
View Articleリー・コニッツ『Frescalalto』
リー・コニッツ『Frescalalto』(Impulse!、2015年)を聴く。 Lee Konitz (as, vo)Kenny Barron (p)Peter Washington (b)Kenny Washington (ds) いまになってインパルス移籍。コニッツとインパルスとはどうもイメージが重ならない。聴いてみると、何のことはない、レーベルが何であろうとコニッツはコニッツである。...
View Article川下直広カルテット@なってるハウス
入谷のなってるハウスにて、川下直広カルテット(2017/3/26)。 Naohiro Kawashita 川下直広 (ts, harmonica)Daisuke Fuwa 不破大輔 (b)Futoshi Okamura 岡村太 (ds)Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p) 「What a Wonderful...
View Articleポール・ボウルズ『孤独の洗礼/無の近傍』
ポール・ボウルズ『孤独の洗礼/無の近傍』(白水社、原著1957、63、72、81年)を読む。 これはボウルズが中東・北アフリカを旅し、移り住んだときに書かれたエッセイである。スリランカの記録もある。...
View Articleヨハネス・バウアー+ペーター・ブロッツマン『Blue City』
ヨハネス・バウアー+ペーター・ブロッツマン『Blue City』(Trost、1997年)を聴く。 Peter Brotzmann (tarogato, as, ts, b-flat cl)Johannes Bauer (tb) 1997年、大阪でのライヴ録音。同じ年の来日時に、御茶ノ水のディスクユニオンの売り場の上、たぶん4階でのインストアライヴを観た。(いまのJazz...
View Articleキム・ソンス『アシュラ』
エドワード・ヤン『クーリンチェ少年殺人事件』を目当てに出かけたのだが、1時間前なのに早々と満員御礼。どうでもよくなって、同じ新宿武蔵野館にて、キム・ソンス『アシュラ』(2016年)を観る。 不正まみれの市長一派と、かれの悪事を暴こうとする検事一派との激しい抗争物語。暴力描写がひどすぎてもうウンザリだ。...
View Article照内央晴+松本ちはや、VOBトリオ@なってるハウス
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』のレコ発ライヴが続いている。船橋きららホールでの演奏(2017/2/12)はホールでのインプロというなかなかない機会で面白かった。小さなハコでの演奏も観ようと思い、入谷のなってるハウスに足を運んだ(2017/3/27)。 この日は来日中のVOBトリオとの対バン。 Hisaharu Teruuchi 照内央晴 (p) Chihaya Matsumoto...
View Articleエスペランサ・スポルディング@ブルーノート東京
ブルーノート東京でエスペランサ・スポルディング(2017/3/28、1st)。大人気だけあって、慌てて取ったのだが、そのとき既に3日間ともセカンドステージの自由席が売り切れていた。 Esperanza Spaulding (b, vo)Matthew Stevens (g)Justin Tyson (ds)...
View Articleスペラッツァ+カマグチ+サックス『Play Dameron』
ヴィニー・スペラッツァ+マサ・カマグチ+ジェイコブ・サックス『Play Dameron』(Fresh Sound Records、2015年)を聴く。 Vinnie Sperrazza (ds)Jacob Sacks (p)Masa Kamaguchi (b) こうしてタッド・ダメロンの曲をあらためて並べられると、「On a Misty Night」、「If You Could See Me...
View Articleジム・ホール(feat. トム・ハレル)『These Rooms』
ジム・ホール(feat. トム・ハレル)『These Rooms』(DENON、1988年)を聴く。 Jim Hall (g)Steve LaSpina (b)Joey Barron (ds)Tom Harrell (flh, tp) こんな隠れた佳作があった。...
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