石渡岬+野口UFO義徳+加藤雅史@名古屋なんや
名古屋のなんや(2021/10/1)。場所も演者もお初。 Misaki Ishiwata 石渡岬 (tp)Yoshinori "UFO" Noguchi 野口UFO義徳 (djembe)Guest:Masashi Kato 加藤雅史 (b)...
View Article『狂い咲く、フーコー』
ミシェル・フーコーに関するシンポジウムの記録が『狂い咲く、フーコー』(京都大学人文科学研究所人文研アカデミー、読書人新書、2021年)としてまとめられている。...
View Article陳穎達『你聽過Beige嗎 Do You Know Beige』(JazzTokyo)
陳穎達『你聽過Beige嗎 Do You Know Beige』(-2021年)のレビューをJazzTokyo誌に寄稿した。 >> #2128 『陳穎達(チェン・インダー)/ 你聽過Beige嗎 Do You Know Beige』 陳穎達 Ying-Da Chen (g, composition)池田欣彌 Kinya Ikeda (b)林偉中 Wei-Chung Lin (ds)...
View Articleジョニー・トー(23) 『ホワイト・バレット』
ジョニー・トー - ホワイト・バレット / 杜琪峯 - 三人行 / Johnnie To - Three(2016年) 香港のジョニー・トーは90年代からゼロ年代にプログラム・ピクチャーかというくらい1年に何本もの映画を撮っていた人で、なにしろ好きなので国際線の飛行機に乗るたびにチェックして新作を観ていた。いちばんのお気に入りはいまも『エグザイル/絆』。...
View Articleアーシュラ・K・ル・グィン『世界の合言葉は森』
Ursula K. Le Guin - The Word For World Is Forest / アーシュラ・K・ル・グィン『世界の合言葉は森』...
View Article水俣とユージン・スミス
アンドルー・レヴィタス『MINAMATA―ミナマタ―』をようやく観てきた。 映像が美しく、ドラマもまとまっていて良いエンタテインメント。チッソ社長役の國村隼は唇が薄いだけあって薄情なキャラに向いているし、もちろんスミス役のジョニー・デップはみごと。 ・・・なのだけれど。やっぱりもやもやすることを備忘録として。...
View Article中尾勘二@なってるハウス
なってるハウス(2021/10/19)。 Kanji Nakao 中尾勘二 (ds, tp, tb, as, cl, b) 天才・中尾勘二の多重録音ソロ。...
View Article北井一夫『COLOR いつか見た風景』
もっとも敬愛する写真家・北井一夫さんの作品はほとんど白黒。 だが中にはカラー作品もあり、1970年代はカラーのほうが白黒より50パーセントほど原稿料が高く、若い写真家たちにとって憧れだったらしい。カラーの北井写真もすばらしい。これまでのカラー写真集としては『英雄伝説アントニオ猪木』や『西班牙の夜』、あと何かあったかな。 そんなわけで、先日いきなり出た『COLOR...
View Article大友良英+川島誠『DUO』(Jazz Right Now)
大友良英+川島誠『DUO』(Homosacer Records、2021年)のレビューを「Jazz Right Now」に寄稿した。 Review: DUO by Otomo Yoshihide and Kawashima Makoto Yoshihide Otomo 大友良英 (g)Makoto Kawashima 川島誠 (as)...
View Article石川武志『MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ』@リコーイメージングスクエア新宿
友人と、リコーイメージングスクエア新宿で石川武志写真展『MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ』。 石川さんはユージン・スミスとアイリーン夫人が水俣に移り住んだ際に同行し、小さな部屋で1年間寝食を共にした。新婚のふたりの隣で川の字になって毎日寝ていたんだよと笑って話してくれた。確かに映画『MINAMATA』に登場した通りの小さな家の部屋や急造暗室が記録されている。...
View Article齋藤徹生誕祭@横濱エアジン
齋藤徹さんが亡くなってもうすぐ2年半。横濱エアジンで生誕祭が開かれた(2021/10/27)。 Kazuo Imai 今井和雄 (g) Masao Tajima 田嶋真佐雄 (b) Kazuhiro Tanabe 田辺和弘 (b) Soleiyu Eye ゆい。(p, vo) Taiko Matsumoto 松本泰子 (vo) Yu Kimura 木村由 (dance) Noriko. S...
View Article『最澄と天台宗のすべて』展@東京国立博物館
東京国立博物館で「最澄と天台宗のすべて」展を観てきた。 仏教も仏教美術も好きなのだが門外漢だからすぐに忘れ、そのたびに勉強する。頼りにするのは末木文美士『日本仏教史』。もう四半世紀前に読んで、良書だと思ったのでフィルムルックスを貼ってまだ大事にしている。...
View Article有明のぶ子+高田ひろ子@本八幡cooljojo
本八幡のcooljojo(2021/11/3)。 Nobuko Ariake 有明のぶ子 (vib)Hiroko Takada 高田ひろ子 (p) 高田さんの作ったばかりのオリジナル「1003」(仮)が思索的な雰囲気ではじまり、有明さんのヴァイブの響きがその雰囲気を増幅させる。「Elenor Blue」では対照的に強く叩くマレットの異音が良い。「Ghost of a...
View Articleオクテイヴィア・E・バトラーのヴァンパイア
オクテイヴィア・E・バトラーの遺作『fledgling』(2005年)を読む。 洞窟の中で記憶喪失で目覚めた女性はヴァンパイアであり、部族間で争うという物語。彼女たちは人間の支援者たちと共生するのだけれど、そのあり方は、ヴァンパイアがときに人間の血を吸い、人間はそれで弱りつつも他の力を得るというもので、奇妙におもしろい。...
View Article松井節子@行徳ホットハウス
散歩と買い物ついでに行徳のホットハウス(2021/11/5)。 Setsuko Matsui 松井節子 (p) いつものように、リクエストを訊いてはスタンダード曲を演奏する。わたしは「My Funny Valentine」と「Easy Living」をリクエストした。他に「慕情」、「星に願いを」、「Misty」、「黒いオルフェ」、「クレオパトラの夢」、「煙が目にしみる」、「Golden...
View Articleマーク・ルワンドウスキ『Under One Sky』(JazzTokyo)
JazzTokyo誌に、マーク・ルワンドウスキ『Under One Sky』(2021年)のレビューを寄稿した。 >> #2134 『マーク・ルワンドウスキ / Under One Sky』 Mark Lewandowski (b) Addison Frei (p) Kush Abadey (ds) ●マーク・ルワンドウスキマーク・ルワンドウスキ『Waller』(2016年)
View Article神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央@水道橋Ftarri(JazzTokyo)
JazzTokyo誌に、神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央(Ftarri、2021/10/30)のレビューを寄稿した。 >> #1184 神田綾子+細井徳太郎+岡川怜央 Ayako Kanda 神田綾子 (voice) Tokutaro Hosoi 細井徳太郎 (g) Leo Okagawa 岡川怜央 (electronics) Photo by t.yoshihisa...
View ArticleNK3@池袋Independence
池袋のIndependence(2021/11/9)。 Naotaka Kusunoki 楠直孝 (p) Yutaka Kaido カイドーユタカ (b) Shinichiro Kamoto 嘉本信一郎 (ds) 楠直孝さんのプレイに接するのは二度目。前回は村上寛さんのリーダーバンドで、独特さの印象が強かったこともあって、かれ中心のピアノトリオを観る機会ができたのは嬉しい。...
View Article『民藝の100年』展@東京国立近代美術館
東京国立近代美術館で開催中の『民藝の100年』展を観てきた。可愛い飴缶付きのチケットを選んだりして(こういうものが好きなのです)。 民藝とは、なにも立派な職人や芸術家の作品でなくても、実生活で使われているものに美を見出す運動だ、くらいに認識していた。いやもちろんそれは間違いではないのだけれど、今回の展示には実に多くの発見があって愉快だった。...
View Articleフィリップ・ブローム『あるヴァイオリンの旅路』
フィリップ・ブローム『あるヴァイオリンの旅路 移民たちのヨーロッパ文化史』(法政大学出版局、原著2018年)を読む。 音楽家になることを断念した著者が、ふと手にしたヴァイオリンの出自について調べ始めた。それはおそらくドイツ出身者が17世紀頃にイタリアに徒弟として移り住み、作り上げ、ついでに勝手に巨匠の名前を入れたものだった。...
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