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ファマドゥ・ドン・モイエ『Sun Percussion』

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ファマドゥ・ドン・モイエ『Sun Percussion』(AECO Records、1975年)。

先日、レコ屋のフリー箱を何気なく覗いたら目に飛び込んできた。しかも未開封。本盤はAECO Recordsの完全ソロシリーズの1枚目であり、これで、2枚目のジョセフ・ジャーマン、3枚目のマラカイ・フェイヴァースとあわせて3枚が揃った。いいだろう。

Famoudou Don Moye (ds, congas, gongs, ballophone, whistles, fl, brake ds, log ds, shekere, bike horns, bells, hubkaphone, bendir, bongos, kalimba, etc.)

打楽器を中心にたくさんの楽器を演奏している。当然ながらアート・アンサンブル・オブ・シカゴに共通する雰囲気が色濃いのだが、本盤では、ソロであるだけにモイエの独自の音色をずっと味わうことができる。

鋭いのだが同時に丸くもあり、この尖ったエッジに向かってきめ細かい紙やすりでピカピカに研いだような感覚。端の尖った部分は透明に透けているような感覚。あるいは高麗青磁のような感覚。耳が悦ぶとはこのことである。

●ファマドゥ・ドン・モイエ
生活向上委員会2016+ドン・モイエ@座・高円寺2(2016年)
ババ・シソコ『Jazz (R)Evolution』(2014年)
ワダダ・レオ・スミス『Spiritual Dimensions』(2009年)
ライトシー+モイエ+エレケス『Estate』(2000年)
アーサー・ブライス『Hipmotism』(1991年)
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アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『LUGANO 1993』(1993年)
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ジュリアス・ヘンフィルのBlack Saintのボックスセット(1977-93年)
チコ・フリーマン『Kings of Mali』(1977年)
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