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トム・ハレル『Something Gold, Something Blue』

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トム・ハレル『Something Gold, Something Blue』(HighNote、2015年)を聴く。

Tom Harrell (tp, flh)
Ambrose Akinmusire (tp)
Charles Altura (g)
Ugonna Okegwo (b)
Johnathan Blake (ds, tambourine)
Omar Avital (oud) (track 4 only)

トム・ハレルとアンブローズ・アキンムシーレという天才トランぺッターふたりの共演。個性の違いは明らかで、キレがよく知的なフレーズで攻めるアキンムシーレ、雲の中にいるようなアウラをまとった音色で自由な時間感覚を持って吹くハレル。

このバンドを2015年にNYのヴィレッジ・ヴァンガードで観たときは涙を流さんばかりに感激した(>> リンク)。それは4月、本盤は同年の8月録音。このライヴでも、6月に来日したときも(>> リンク)、最後に「There Will Never Be Another You」を演奏したのだが、本盤では演奏していない。とても印象的だったのに惜しい!

アキンムシーレはメアリー・ハルヴァーソンの新グループ「Code Girl」にも参加していて(「JazzTokyo」のNY特集(2016/7/1))、その吹き込みも早く聴きたいところだ。

ところでチャールズ・アルトゥラのギターも主役級に絶品。

●トム・ハレル
トム・ハレル@Cotton Club(2015年)
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)
ジョン・イラバゴン『Behind the Sky』(2014年)
トム・ハレル『Trip』(2014年)
トム・ハレル『Colors of a Dream』(2013年)
デイヴィッド・バークマン『Live at Smalls』(2013年)

●アンブローズ・アキンムシーレ
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)
アンブローズ・アキンムシーレ『The Imagined Savior is Far Easier to Paint』(2014年)
ジェン・シュー『Sounds and Cries of the World』(2014年)
タールベイビー『Ballad of Sam Langford』(2013年)
デイナ・スティーブンス『That Nepenthetic Place』(2010年) 
ミシェル・ポルタル『Bailador』(2010年)
アンブローズ・アキンムシーレ『Prelude』(2008年)
ヴィジェイ・アイヤー『In What Language?』(2003年)


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