神保町の試聴室(2023/5/5)。
Thieves:
Masahiko Okura 大蔵雅彦 (vo, b, cl, sinewaves)
Masatake Abe 阿部真武 (b)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
いちど延期となった歌ものプロジェクト初演。
「ポップな歌も演るのだろう」くらいのつもりで出かけて、面食らってしまった。歌ものとはいえ、手厚いコードや観客との共有感によって場の創出が担保されているわけではまったくない。むしろことばと音の剥き出し感があって、依拠するものがないままの状態。
大蔵さんは「ことばの外部性」を口にした。人間はことばによってのみ生かされる呪われた存在であり、その肝心のことばは、発せられた途端に宿主の意思など関係ないものとなるのだ、と(意訳)。ではそのことばをオブラートに包まず提示したらどうなるかという音楽。なんだかよくわからないが魅惑もされるので、また目撃しに行かなければならない。
セカンドセットは、大蔵さんからメッセンジャーで共演者に簡潔かつ抽象的なことばが送られるという形の即興。ことばの解釈の自由度に委ねるというねらいもあるのだろうか。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)
●大蔵雅彦
quintet@不動前Permian(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
と色@幡ヶ谷forestlimit(2021年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)
●阿部真武
長沢哲+阿部真武@Ftarri(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
加藤綾子+阿部真武@不動前Permian(2022年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)
●遠藤ふみ
幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)
荻野やすよし+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2023年)
quintet@不動前Permian(2023年)
阿部真武+池田謙+遠藤ふみ@公園通りクラシックス(2023年)
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
秋山徹次+遠藤ふみ+岡川怜央@水道橋Ftarri(2023年)
Uquwa@神保町試聴室(2023年)
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)