本八幡のcooljojo(2019/4/29)。
Akemi Shoomy Taku 宅Shoomy朱美(vo, p)
Takayuki Kato 加藤崇之 (g)
はじめはシューミーさんはヴォーカルに専念する。「All The Things You Are」では加藤さんは「記憶でやるか」と弾き始めたが見事。松風鉱一カルテットで過激にぶっとんで行く加藤さんも好きだが、このようにじっくりと弾く加藤さんもまたとても良い。「Autumn Nocturne」に続く「You Must Believe in Spring」では、声が出てくる直前に高まるアウラのようなものを感じた。また、たとえば「You」と伸ばす声、吸い込まれそうである。
シューミーさんは1曲をはさんでピアノに座り、加藤さんは「ヨシヨシ、握力が疲れるんだよな」と笑った。「Passa Por Mim」に続く「Quiet Now」では、加藤さんが手でギターを擦ったのだが、それがまるでドラムスのブラシのようだった。
セカンドセットもシューミーさんはピアノを弾き歌う。「まわるまわる目がまわる」でこちらを攪乱しておいて、「So in Love」。ピアノとヴォーカルとで別々の時間が流れていて、ここにまたギターという要素が入ってきて、あらためて驚き、聴き惚れる。このあとの時間は、なんとも言えない哀しみや、力強い生命力といったものが溢れていた。そして最後の「For All We Know」において、ゆっくりと噛みしめるようなピアノ、軋みで色を付けたギターを聴くことができた。
Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4
●宅Shoomy朱美
宅Shoomy朱美+辰巳小五郎@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2019年)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
原田依幸+宅Shoomy朱美@なってるハウス(2018年)
impro cats・acoustic@なってるハウス(2018年)
●加藤崇之
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その1)
夢Duo『蝉時雨 Chorus of cicadas』(2017-18年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
加藤崇之トリオ『ギター・ミュージック』の裏焼き(1989年)